修理部位・説明

代表的な時計部位の名称を紹介いたします。

1リュウズ

時刻、日付調整、ゼンマイ(機械式の場合)の巻き上げに使われる、時計の側面にあるつまみです。「竜頭」「リューズ」と表記されることもあります。

2ケース

時計の内部を衝撃やほこりから守ります。時計の印象を左右する外装部品としての役割も大きく、形状、素材はモデルにより様々です。

3文字盤

時計の顔部分とも言えるパーツです。裏面に付けられた2~3本の脚によって、内部の機構に固定されています。

4

12時間で1周する針を「時針」、1時間で1周する針を「分針」、1分で1周」する針を「秒針」と呼びます。ブレゲ、リーフ、バー、ペンシル等、様々な形状が存在します。夜光塗料が塗布されているものもあります。

5カレンダー

日にちだけを表示する「デイト」や、曜日表示も可能な「デイデイト」があります。切り替わり方には、「デイジャスト」、「クイックチェンジ」、「スローチェンジ」等の種類があります。

6ラグ

時計本体とベルトを固定するために、ケース上下に取り付けられた突起部分です。ケースと一体になっている場合と、ケースに溶接されている場合があります。「足」と呼ばれます。

7風防

時計の文字盤を覆う、透明のパーツです。主に「サファイヤクリスタル」「ミネラルガラス」「プラスチック」の三種類が用いられます。素材により強度や光の反射、傷のつきやすさ等が異なります。

8インデックス

時計の文字盤に記される、時刻を示すための数字や目盛り、マークです。ドット、バー、アラビアン等、様々な種類があります。

9ベゼル

ケースの外周部分に取り付けられる、リング型のパーツです。風防の固定と、気密性の保持が主な役割です。機能性以外にも、デザイン性が重視される部分であるため、装飾が施されている場合もあります。

1エンドピース

ブレスレットとケースの接合部の部品の事。
弓管(ゆみかん)とも呼ばれます。
このモデルでは、バネ棒と言う部品を通してケースとブレスレットを連結しております。

2調整コマ

固定コマに連結されたブレスレットの長さを調整するためのコマ
ピン式(丸ピン、板品、ワリピン、シーリング)、ネジ式など様々な種類があります。

3クラスプ

ブレスレットやストラップを留めるための留め具。
バックルとも呼ばれる。

4固定コマ

コマの調整が行えないコマの事を指します。
このモデルでは、時計を横から見たときに穴が開いていないコマが固定コマです。

5コマネジ

ブレスレットのコマとコマを接続するネジ。
コマネジ以外にもコマ同士の接続にピンや板など様々な種類があります。

1ストラップ

腕時計を装着する際に使用する帯状の部品です。革、ラバー製のベルトは「バンド」「ベルト」、金属製のバンドは「ブレス」「ブレスレット」と呼びます。

2尾錠

革ストラップを腕に固定する際に使用する金具です。「尾錠枠」と、ストラップの穴に通す「つく棒」からなります。Dバックル、スライド式バックル、両開きバックル等が用いられることもあります。

3定革/遊革

革ストラップに取り付けられた、ストラップの先端部分を通す輪です。「定革」はストラップに固定されており、「遊革」はストラップに固定されていません。

4バネ棒

時計のケースにストラップを取りつけるためのパーツです。ストラップの調整、交換等の際に、専用の工具を用いて外します。

5剣先

ストラップの6時側を「剣先側」と呼びます。

6親側

ストラップの12時側を「親側」と呼びます。